登場人物を並べてみよう(文子編)

岡倉(高橋)文子(中田喜子さん):岡倉家の三女で、姉妹の中で最も頭がよい。食品メーカーで亨と出会い結婚。文子の方が出世していて、結婚・出産後も仕事を続けていた。当時としては珍しく、共働きは姑のみならず大吉や節子も反対していた。その後姑と同居。第3シリーズではアルツハイマーに苦しむ姑の介護をする。旅行代理店を経営したり受験ママになったりおとぼけキャラ(と勝手に僕が言っています)になったりと、キャラ変更が大きかった。亨とは離婚、再婚を繰り返している。たしか2016年SPで何度目かの離婚をしたものの、クレジットは最後まで高橋姓だった。…個人的に第3シリーズが一番好きな僕ですが、高橋家の話はなかなか見ることができません…そりゃ「鬼か」と思う話が各家庭に展開されていきますが、高橋家はその中でも軍を抜いているかと思います。そのぐらいインパクトが強いです。事実上第3シリーズの中心家は高橋家だったと思います。

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高橋亨(三田村邦彦さん):文子と3回結婚し、3回離婚した。たしか。第1シリーズ序盤では共働きがこれからの常識だと言わんばかりに協力的だったが、母との同居が始まってからはマザコンぶりを発揮。さらに不倫までしてしまう。自然食品の店「あさま」を始めたりハワイでホテル業をやったりと、良に負けず劣らず波瀾万丈な人生を歩んでいる。第3シリーズでは自分の母の病気を信じなかったり、文子に面倒を押しつけたりと最低亭主であった。2013SPでは心筋梗塞で倒れた文子を、罪滅ぼしだといって献身的に看病し、文子からの逆プロポーズで感動的な再婚をする。が、また離婚する。別れた妻の会社に積極的に出入りするかね…さすが橋田ワールド。

高橋望(冨田真之介さん):高橋家の一人息子。小さい頃は「眞兄ちゃん~」と甘えるかわいい坊やで、成人になってもそのかわいらしさが残っていた。年子から厳しくしつけられて心身症になったが、その後は元気よく生活する。音大に行きたいとギターに取り組み文子とよく言い争っていたが、仕事に打ち込む文子の面倒を見て家事をしたりと、喧嘩しながらも母思いの一面をみせる。ハワイにある亨のホテルを継いで、アメリカ人と結婚した。…その前にも望は結婚したはずなんですけどね。さすが橋田ワールド。…序盤のシリーズでは、孫たちの中でも特に出番が多かった望。第1シリーズではひとりで岡倉家へ行きクリスマスパーティーに参加した。…

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高橋年子(河内桃子さん):亨の母で文子の姑。第1シリーズでは共働きで亨や望の面倒をなかなか見ることができない文子に怒り心頭。同居もうまくいくはずがなく、別居することに。第2シリーズでは再び同居する。このときは人形作りにハマり息子夫婦に干渉せず、また文子の願いを聞いたりと比較的良好な関係を築いた。第3シリーズではアルツハイマーを患い、どんどん悪化文子が誰だか分からず不審者だと思って突き飛ばす・望を亨だと思い込む・失禁・便を手にする…回が進むにつれてどんどん症状が悪化していき、高橋家は崩壊寸前までいった。…渡鬼の鬼姑というとキミや常子(長子の姑)を思い浮かべる人が多いと思いますが、第1シリーズの年子も強敵。お金持ちかつ知的な装いの年子には、節子も別の意味で苦戦した…第3シリーズでの河内さんの怪演は圧巻。本当にアルツハイマーを患っているかのように見えた。怖いくらいに。河内さんご本人もほどなくして亡くなってしまったのがさみしい…

高橋家といえば望の髪の毛騒動…渡鬼好きならきっと分かる、たかが髪の毛で大問題となりかけたあの騒動についてもいつかお話したいと思います。お楽しみに!

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